北陸地区本部

最高の思い出

 昨年の7月9日、世界体操祭参加の為、ローザンヌへ。私自身はベルリン、イエテポリと3回目の参加です。福井からは常連の田中先生を筆頭に6名が参加です。参加するにあたり、3・11の大震災後で日本中が大きな悲しみと喪失感に包まれていた中、正直こんな時期にと悩みましたが、日体協の判断と共に、こんな時期だからこそ体操やダンスを通じて元気な日本を世界に伝えるのも私達の役割と思えました。
 ローザンヌについた途端町中いたる所で歓迎ムード。各国のユニフォームを着た人々が笑顔で挨拶を交わしてハグをし合い、写真を撮りあい、バッチ交換と旧知のごとく素晴らしい環境の中で演舞する事が出来ました。グループパフォーマンスでは、大震災に対して日本が世界中の人々から受けた暖かい励ましや支援に対するお礼の言葉を、英語のメッセージで届けました。スピーチが流れた途端に拍手声援が止み、観客の皆さんが真剣に聞いて下さり、その静寂の中、私達は涙が溢れ言葉に出来ない感動を味わいました。人種も言葉も関係なく、その場にいるみんなが同じ気持ちを共有し、縁あってこの場にいる事がどんなに恵まれていて有難い事なのか…。そして「日本の夕べ」では、オリンピック級の大学生達のウルトラ級の演技と共に、私達も日本チームの一員として紙・棒・ボールの手具を使った作品『まつり』を披露しました。
 真美の一員として踊る誇らしさ、緊張よりも大ホールで、大観衆の前で自分達が踊っている喜びの方が勝り、演舞後の拍手喝采 まさに感謝感激でした。最後に関西福井組で食べたチーズフォンデュとワインの美味しかったこと! 素晴らしい経験は忘れられない思い出となりました。

福井支部 インストラクター 鎌倉万り子


(福井の新聞に掲載されました)