「初めての交流会」

真美健康体操協会
会長 山崎 比呂真


 昨年10月韓国で行なわれた「第57回百済文化祭」最後の日に、毎年真美を招いて下さる国立広州大学の朴先生と語り合う機会がありました。
話の盛り上がりの中「もっと楽しく元気な高齢者を増やしたい」とのお互いの気持ちが通じ合い、「日韓高齢者交流会を来年の10月にやりましょう」と言うお約束をして来ました。

 あれから一年、約束の時を迎えようとした今年の8月韓国のイ・ミョンバク大統領が竹島を訪れ、日本と韓国の関係が微妙になった頃真美では既に「第一回日韓高齢者交流会」参加者が50名を越える状態になっていました。
 「せっかくの交流会なのに嫌な目に会うのではないか?日本人と分かれば危険な目に会うのではないか?」等多くの不安で悩みましたが、ひとまず決行する事を決めて参加者には再度ご自分で決めていただく事にしました。
 結果、参加者が46名と少なくなりましたが、既に「第58回百済文化祭」に招待され「文化祭の舞台」と「国際百済文化祭ダンスコンテスト参加」の35名(福井25名・愛媛6名・広島1名・福岡3名)と合わせて76名となり多人数の海外旅行を決行する事となりました。

 韓国に着いてみると心配していた事等何もなく、一番不安だった熊津城パレード(夜に松明を持ち百済の面を被り沢山の見物人の中を行進)でも大盛り上がりで大きな喝采をもらいました。

 後日談によると百済文化祭実行委員会の反省会の中で広州市の市長さんから「来年からは日本の真美チームの様な盛り上がるパレード・パフォーマンスをやってほしい」とお話が出たそうです。
 また、高齢者交流会では言葉の壁を越えて広州大学の学生さんや高齢者ダンスチームの方々と微笑みで心を通わせられたと思います。
 特に広州大学の総長から「来てくれてありがとう、大変感動しました」とお言葉をいただきました。

 事件を大きくクローズアップする情報のみで判断し、相手を知ろうともせず不安な思いのみに捕われて行動していたら韓国はさらに「遠いお隣さん」になっていた事でしょう。
 しかし、あの頃の私は企画者・責任者として多いに悩み毎日の日韓情報を見逃すまいとするあまり視野を狭くしていた様に思います。
 相手を知る事は理解する事・理解して納得する事だと思い知らされました。私の歪んだ判断で訪韓の旅を中止していたら多くの参加者にも韓国は怖い国なのだと植え付けていたかもしれません。
 「草の根交流」は重いけれど、軽くて楽しい事なのだとも知らされました。まだ参加されてない皆さんも今度お誘いしたらぜひ参加してみて下さい。普段の旅行では味わえない感動と、発見がたくさんありますよ。