元気と若さの理由
真美健康体操協会 会長 山崎 比呂真
ロシアのウクライナ侵略、山火事、洪水、灼熱の気候など自然の猛威、コロナの脅威...地球温暖化を引き起こしたのも人間、コロナを発生させたのも人間、ましてや侵略戦争なんて人間の醜い行為です。
多くの孤児や難民が日々その数を増やし、連日心が重くなる報道ばかりが続いています。「少しでもお手伝いができれば」との思いで数年前から「国境なき医師団」を応援させていただいています。微力ですがこれからも永く支援させていただきたいので、いつまでも元気で他人の痛みがわかる心で生きて行かねばと思っています。
昨年NHKで放映された「人体」シリーズのビデオを買いました。ご覧になった方も多いと思いますがタレントのタモリさんとIPS細胞でノーベル医学・生理学賞を受賞された山中伸弥教授が、最先端の医学をCGで分かりやすく楽しく解説されています。どれも素晴らしいのですが、全7巻の中で特に注目したのは「骨」という「臓器」についてです。人は年齢とともに骨量と筋力が落ちる事は一般的な知識ですが、世間には年を感じさせない前向きで若々しい人も多くいます。それはどこが違うのでしょう...?
最先端の近代医学では、骨量が少なくなると骨粗鬆症で筋力が落ちる事は勿論の事、記憶力(認知力)疫力(若さを生み出す力)精力(生殖力)までもが落ちていく事が判明されたそうです。
「骨細胞を増やし衰えた機能を復活させる方法」も紹介されていました。それは体へ衝撃を与え、骨の中に微量の電流を発生させ続け、骨細胞を刺激して増やすというやり方です。つまりカカトに刺激を与える「ジャンプ」や「カカトどんどん体操」をやり続ける事です。「カカトに刺激を与えると骨が増える」事は知識としてあったので、意識しながら体操に取り入れてきましたが、骨の中で起こっているミクロの世界を初めて覗きました。
真美を永く続けて下さるみなさんの、イキイキをして若々しく、活動的な笑顔の理由がここにありました。最先端の医学が改めて証明してくれました。さらに長く続けることの大切さも再認識しました。 これからも「カカトどんどん体操」を意識した骨量を増やす体操を続けていこうと思います。
- 強く生きること
- 楽しく生きること
- そして
- 何よりも心豊かに生きること