体操は、自分らしさを育てる手段
真美健康体操協会 会長 山崎 比呂真
オリンピックと同じ4年に一度開催のWGT(世界体操祭=競い合わない世界の体操祭)に参加してから、今年で7回目となります。
振り返れば通算4年X7回=28年となります。初めて参加したドイツ大会(1995年)はインストラクター有志者60名の合同チームで結成されました。参加者はそれぞれの地区から東京へ集まってくる為、初めての顔合わせ・衣装合わせ・リハーサルもそこそこに出国しなければならず、大きな不安を抱えての船出でした。初めての参加曲は「ソーラン節」「ミルクムナリ」です。
ドイツでは世界中から集まった会場いっぱいの客席と、出番待ちの緊張感を思い出しては、今でもドキドキします。もしあの時、世界大会に参加していなかったら、インストラクター全員が自信をもって43年という永きにわたり真美を続けていなかったのではと思います。今ではチームTシャツにプリントされた漢字のロゴ・真美を「シンビ!」と日本語で読んでくれる外人さんも増えてきました。
今回のアムステルダム大会は、インストラクター27名と4人のサポーター計31名がワン・チームとなりました。関東の関口ご夫妻と、関西の戸田ご夫妻です。
戸田ご夫妻は真美会員・海外演舞者第1号として参加していただきました。世界中から集まった各国のチームは、幼児から後期高齢者・心身の傷害を持った方達まで、上手・下手・できる・出来ない・に関係なく沢山参加しています。かねがね真美もそうなりたいと願っていたので、戸田ご夫妻の演舞参加でその糸口が見え「真美もやっとここまで来たか」と大変嬉しく思いました。
「体操」は健康をつくる手段のみならず自分らしさを育てる手段でもあります。流れる汗と感動の涙をぬぐう大きなタオルを持って、世界体操祭に参加しませんか?
次回は2027年8月の1週目! ポルトガル・リスボンです!